佐賀牛です。
すっかり朝夕は寒くなってきた。オッサンは寒がりで暑がりなんで、とても面倒くさいとよく言われる。
さて、本題である。
オッサンが若い頃にしていた営業職の時の話である。
自分で云うのも何だが、オッサンは25歳~35歳の頃は本当によく仕事をしたと思う。会社全体での成績も常に上位5%以内には位置していたと思う。
30歳前後で営業パーソンのリーダー的な役割である、サブマネージャーに昇格していた。そうなれば以前のように、営業のみが仕事ではなくなる。部下を数名、管理指導していく立場になった。
8名ほどの部下を抱えていたと思う。部下の半分以上はオッサンより年上。しかも50代のおじさんまで居た。
当時のオッサンは敬意を持って優しく接すれば、付いて来てくれると信じていた。
しかし、現実は甘くなかった。オッサンの指示にも従わなければ、雑用まで振ってくる始末であった。その頃から、マネジメントについて勉強し出した。
まず、メリハリを付けることを徹底した。誰に対しても敬意を持って接する事は大切である。ただ、それプラス厳しさが抜けていた。
仕事中はオッサンは、嫌われてもよいので会社でのルールに従わないなどの場合は徹底して指導するようにした。陰口も叩かれたが、付いて来てくれる人間も出てくるようになった。
マネジメントの前に当時のオッサンに最も欠けていたものは「覚悟を持つ」という気持ちであった。
オッサンが営業職の時は、仕事柄、あらゆる業種の社長と呼ばれる人と話をさせて頂く機会に恵まれていた。その時に、さまざまな名言を聴かせて頂いた。
その中でもオッサンの心に刺さった名言が、「経営者は度胸と行動力」がないとダメである、という言葉である。
その社長曰く、ピンチの時には度胸を決めて、行動できないと経営者ではないと云う訳だ。ただ、普段は、社員を信じて見守っていればそれで良いとの事であった。
当時のオッサンは、「度胸と行動力」を生むにも、まずは「覚悟を持つ」事が大切であると、その時に学んだように思う。
人間、「覚悟」さえ持てれば、大抵の事は乗り越えられると、オッサンは今までの人生の経験上も、そのように思う。
のちに、「嫌われる勇気」という本を読んだ時にも、当時のオッサンの考えは正しかったように思う。
ある程度は、嫌われる勇気を持てないと、オッサンも幸せになれないと思う。
勘違いしないで頂きたいのが、進んで嫌われろ、と云っている訳ではない。
群れで自分を抑えて生きていくか、それとも多少は孤立しても自由に生きるかは、あなたの人生であるから自由に選択できますよ~という事である。
オッサンは勿論、後者の生き方を選んだ。
次回へ続く。