今週のお題「赤いもの」
佐賀牛です。
今週のお題「赤いもの」について書く。
オッサンにとっての赤いものとは「血」である。オッサンは40歳になってから、出来る限り、献血に通っている。
それは、世間に恩返しの意味と、自分の為にやっている。
まず、世間の恩返しの意味は、オッサンの幼少の頃の話に遡る。
オッサンの親父は、オッサンが8歳の時に亡くなっている。うちの親父は警察官で、おぼろげな記憶しかないが、とにかく元気だけが取り柄で、風邪一つ引いたことがないような元気な親父であった。
その親父が35歳位の時から原因不明の体調不良を訴え始めた。ろくに病院にも行った事がないような人だから、2~3年放置し、薬局の薬で胡麻化していたらしい。38歳の頃に、とうとう仕事にも支障が出始め、ついに病院へ行ったらしい。白血病であった。
すぐに入院し、骨髄移植をおこなうことになった。昭和の60年代での白血病は、当時は骨髄移植の前例も少なく、手探りでの移植であったようだ。幸い、親父には5人の兄弟がおり、その中の一人と骨髄の型が合い、移植も成功した。
しかし、成功したかに思えた移植も、功を奏さず、結局は手術から半年ほどで逝ってしまった。その時、オッサンは8歳であった。
少し大きくなってから母親に聴いたが、親父が手術を受ける時に、同僚の警察官の方や、日本赤十字社に献血頂いた方の血を大量に利用させて頂いたようだ。
ちょっと、暗い話になってしまった。
オッサンは、その時に記憶が鮮明に今でも残っている。だから、何とか献血で、恩返ししたいという思いで、1年間に400ml献血が4回できるので、それをさせて頂いている。
二つ目の理由は、オッサンの家系は親父も爺さんも白血病で亡くなっている。恐らく、家系的に血が悪いのであろうと思う。
自分の為にも、家族の為にも、予防と早期発見の為に献血している部分もある。実際に献血をされた方はご存じであろうが、毎回、献血すると血の検査をしてもらえ、結果が貰える。
10回、20回と回を重ねていくと、銀杯など記念品も頂ける。
献血ルームの看護師さんに聴いたが、最近は特に献血に来る人が減っているらしい。コロナの影響もあるのだろう。
ただ、3か月に1回の献血をおこない、自分の健康管理の一環と考えて献血をしてみてはどうだろうか?それに、男性は特に多少、血を抜いたほうが、健康にも良いと言われている。抜くことによって、新たな血が生成されるようだ。
次回へ続く