佐賀牛です。
仕事も忙しく、さらに人間ドックの結果が思わしくなく、病院通いをしていた。
10月に受けた人間ドックの中で、脳ドックの結果が、あまりよくなかった。
オッサンは人間ドックは35歳から毎年、受けている。35歳と云えば、ちょうど、オッサンが離婚して、少し気持ちが落ち着き始めた時期である。ちなみに離婚は33歳であった。
35歳から受け始めた人間ドックは、最初は基本的な肺機能や、心電図などのみであった。
たしか、４０歳を機に、追加項目として脳ドックを受け始めた。４０歳の時に初めて受けた脳ドックで、脳に白い影が見えると言われた。
結局、それから4年間は毎年、脳ドックを追加項目に入れた受けていたが、毎年、脳に白い影が見えると言われるだけで、特に、それ以上の指摘も医師からはなかった。
オッサンにしてみれば、ほっといて良いものであると知らん顔していた。
それで、今年の人間ドックは、たまたま、いつも会社の指定している病院が一杯であったので、地元の総合病院で受けることになった。
そこでも例によって、脳ドックを受診した。
その結果が、「1か月以上前に、軽い脳梗塞を起こしている」と云うことであった。
10月に人間ドックを受けて、結果が来たのが11月中旬であった。すぐに、地元の脳外科を受診しに行った。
その病院では、人間ドックで受けたMRIよりも、はるかに制度の高い３Dでの画像解析が出来る機器があった。
最新のMRIでの結果も、やはり医師からは「1か月以上前に、軽い脳梗塞を起こしている、ただ、起こした時期は、はっきりしない」であった。
「1か月前からもしれないし、5年以上前かもしれない」との事であった。
頸部のMRIも撮ってもらったが、特に異常はなかったらしい。
原因を特定する為に、地元の脳外科から、人間ドックを受けた病院の循環器科を紹介された。今度は、心臓の検査を受けるよう勧められた。
医師曰く、心臓に血栓が出来て、それによる脳梗塞の場合は、一発アウトになる可能性があるらしい。
不整脈の一種である、心房細動による脳梗塞を起こすと、他のタイプの脳梗塞に比べて重症化しやすく、1度の脳梗塞で死亡するリスクがあるらしい。だから、「ノックアウト型脳梗塞」と呼ばれている、との事であった。
オッサンも気が気でないので、年末の忙しい中、部下に事情を説明して12月1日に、循環器科を受診する調整がついたので、すぐに病院へ行った。
その日は、簡単な心電図だけを撮って終了。また、次回に、いよいよ心臓エコー検査をするとの事であった。
12月15日の日が、検査日として空いているので、そこでどうですか？との事であった。仕事も年末で多忙を極めている状況ではあったが、流石に検査を優先して受診する事にした。
当日は、10分ほどの検査で終わった。
結果は、「心房細動もないし、心臓の弁も、しっかりと活動している」との事であった。
正直、ほっとした。
ここ1か月は、気持ちが落ち着かなった。というより生きた心地がしなかった…
医師には、「この結果は脳外科に回答しておきます。特に問題はないので、半年後にMRIを再度、受診してください。」と云われた。経過観察のようである。
何とか切り抜けたようである。オッサンは血圧が高いにも関わらず、ビールが好きだから、毎日呑んでいた。
11月に人間ドックの結果が来てから、血圧を本気で下げないとダメであると、一大決心し、禁酒している。
それにプラスして、通勤帰りの、ウォーキングも欠かさずおこなうようになった。
いつも通勤で使っている電車で降りる駅の一駅手前で降りて、4キロ弱を４０分ほどで歩いて帰るようになった。
まだ、2週間ほどであるが、血圧も１６５／１００が、１３５／８５くらいまで平均して下がってきた。
人間、死を意識すると、何でも出来るものである。
軽い脳梗塞の原因は離婚であろうと思う。離婚する前1年、離婚してから2年は、毎日、酒を浴びるほど喰らっていた。タバコも一日2箱は必ず吸っていた。
恐らく、人生で一番、生活が荒れていた時期であろう。よく死ななかったものである。
それだけ、離婚はエネルギーを使っていたのであろう… 思い出したくもない。
これを機に、より一層、健康に気を付けて、仕事は、ほどほどに自分の人生を満喫しようと決心できた。
「過去の後悔、未来の不安を捨て、今を全力で生きる」、やはりこれに尽きると、オッサンは思う。
だらだらと書いてしまった。今日も帰りのウォーキング楽しもうと思う。
次回へ続く。
